琉球藍染めとは
琉球藍とは
琉球藍の原料はキツネノマゴ科の多年草植物。蓼藍(タデアイ)や、インド藍とは違う植物です。原産地は東南アジア。タイ、インド、台湾などに分布し日本では沖縄の北部地域で栽培されています。夏と冬に枝葉を刈り取って泥藍をつくります。藍には防虫効果があるといわれ、昔から暮らしの中で活用されてきました。不思議と藍畑ではハブをあまり見かけないとのこと。藍の成分が作用しているのではないかと言われています。
国選定保存技術者が作った琉球藍
波の音~琉球~では、琉球藍の産地・沖縄県伊豆味(沖縄本島北部)でつくられた泥藍で、琉球藍製造の唯一の国選定保存技術者、伊野波盛正氏の作った琉球藍を使用しています。藍泥を建てて藍が染まる状態にします。藍が建つと藍花と呼ばれる泡状のものが表面に盛り上がります。この藍花は藍が元気のいい証拠。藍は生きているので、藍の状態をよく観察することが大切です。
藍染め工程
- 琉球藍の中に生地を入れ、繊維の中までしっかりと藍の色素がはいるようによくもみこみます。
- 藍から布を引き上げると、緑色から藍色へと変化します。
- 藍は空気に触れて酸化することで発色するので、染めては空気に触れさせるという作業を何度も繰り返し、深い藍色に染め重ねていきます。
- きれいに水洗いして乾燥させ、最後に色止めをしてさらに乾燥されれば出来上がります。
琉球藍染めの商品は下記の波の音~琉球~のショップにて購入できます。